MotoGPジャパン:マルケス:今期のメンタリティは手痛い失敗から得た教訓

 Crash.netより。タイトルを奪還したマルケスのインタビューです。



 「2015年には選手権のタイトルを失いました。この手痛い失敗から得た教訓が、今期におけるレースへのアプローチです。しかし、今わたしたちは感激しています。」 - マルク・マルケス

 新たなMotoGP世界チャンピオン、マルク・マルケスは、自身が2015年に高い授業料を支払ったために、ときには勝利を諦めなければならないことを認識したと語った。

 昨年における一連のミスの代償は、3年連続で最高峰クラスを制するというマルケスの試みの失敗という形で証明された。タイトルを獲得したのはヤマハのホルヘ・ロレンソで、これは彼のチーム・メイトのヴァレンティーノ・ロッシとの長きにわたるバトルの末の結末であった。

 マルケスと彼の所属するレプソル・ホンダチームは、MotoGPタイヤ・サプライヤーとして新たにシュランが採用されたこと、さらにはspec-ECUに関する新たなルールのために困難に直面した。RCVは環境変化への対応において後れを取った。

 しかしながら、彼はホンダのエンジニアの巻き返しを信じつづけた。その一方で、マルケスは自身のレースに対する態度を改めた。選手権におけるリードを築くためであったが、シーズンがスタートした際には、彼自身もそのようなことは起こりそうにないと感じていたという。

 「シーズンスタート時は、今シーズンにおいて最も困難な時期でした。プレシーズンに関しては、わたしのキャリアにおいても最も厳しかったかもしれません。着実に歩みを進めること、これはわたしたちの信条です。わたしは、わたしのエンジニアに語ったことを思い出しています。『みなさんを信じています。ですから、シーズン序盤のレースにおいてはメンタリティを改めます。しかし、シーズン後半には皆さんの助けが必要です。』このように告げました。」マルケスはこのように述べた。

 「シーズン後半にはこの助けが得られました。チームは素晴らしい働きをしました。とりわけエレクトロニクスに関して。加速を改善し、現状、わたしたちは競争力のあるバイクを手にしています。手応えは上々ですし、アラゴンでの事前テストは大変有意義なものでした。もちろん、皆さんはこうおっしゃるでしょうね。『3レースを残してタイトルを決めたではないか。』と。ですが、そこに至る道のりは本当に困難なものでした。」

 「2015年にタイトルを失いましたが、この手痛い失敗の末に得た教訓が今年のレースに対するアプローチでした。しかし今、わたしたちは心から喜んでいます。」

 マルケスはもてぎで開催された日本グランプリにおいて自身三度目のMotoGPタイトルを手にした。彼は、シーズン序盤においてアルゼンチーナとテキサスを制したことで、彼のチャンピオンシップにおける夢が急に現実味を帯び始めたと振り返った。

 「序盤に2勝を挙げたことは大変重要なことであったと思っています。なぜなら、選手権をリードしているときにはいつもと異なるやり方でレースにアプローチすることができますから。状況によっては、2位や3位に甘んじるという選択も可能です。しかしその後のル・マンにおいて、ミスを犯したために選手権のリードを失っていまいました。そのときには、平静を保たなければと自身に言い聞かせました。」彼は振り返った。

 「ル・マンではバイクの上で得られる手応え以上にプッシュしようとしました。しかし、その後に決意したことは、手応えが得られればプッシュするが、そうでなければそうしないということでした。」

 「ドイツでの勝利を経て、選手権の後半戦を迎えたあたり、オーストリアとブルノにおいては表彰台に登りました。ですが、時にはそれすらも逃すことがありました。そのためにややナーバスになりかけましたが、チームからはつねにこう言い聞かされていました。『落ち着け、お前には大きなアドバンテージがあるし、もうじきアラゴンだから!』と。わたしはアラゴンを待ち、ついにそれが訪れたとき、再び勝てるという手応えを掴みました。」

 「わたしはそこにおいて本当に集中し、これが一つのキーポイントでした。とはいえ、チームとライダーが同じメンタリティを維持し続ければ、あらゆることがより順調に進むものです。」

 マルケスはもてぎにおいて優勝を狙えるとは思っていなかった。それにもかかわらず、彼は最初のフリー・プラクティスから午前のウォームアップに至るまでの間に、限界まで攻めたことを認めた。

 「今週末に勝利を争えるとは予期していませんでした。それ故に、ここでタイトルを獲得することはないだろうと語ったのです。とはいえ、FP1からウォームアップに至るまでのすべてのプラクティスに全力で挑んだのは事実です。毎周、すべてのブレーキング・ポイントにおいて限界まで攻めました。これはかなり特別なことで、ウォームアップの後、わたしはこう言いました。レースで思うままに走ってみて、それでどうなるか見てみたいと。」

 「これに続く重要なポイントは、ヴァレンティーノの脱落を知った時のことです。それて、わたしはかつてのスタイルを取り戻し、勝利に向かって突き進みました。最初の15周において限界走行し、3秒のアドバンテージを得たところでペース・コントロールに努めました。」

Source: crash.net



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