MotoGP:ドゥカティは回生ブレーキをテストしているのか?

 MCNより。


 2016年のMotoGP世界選手権の最新ラウンドにおいて、ドゥカティのテスト・ライダー、ミケーレ・ピッロが注目を浴びる場面があった。土曜午前のフリー・プラクティス・セッション3でのことで、この際、彼は後輪に見慣れない物が装着されたGP16マシンでトラックへ出て行った。

 このディスク・ホイールは自転車のタイム・トライアルやベロドロームのライダーたちが使用しているものに似ており、このイタリアのマニュファクチャラーはこの見慣れないホイールの正体についての明言を避け、単に次のように述べた。「エアロダイナミックの効果を研究している」と。この領域における最新の試作品に当たると。

 ところが、パドックの情報筋がこの見慣れないカバーが取り付けられた真の意図を明かしてくれた。それはエアロダイナミックにおける優位性を得ることではない。その内側にあった物を覆い隠すことであった。

 運動エネルギー回生システムとはメカニカル・システムで、このシステムにより車両は、従来ブレーキング・フォースとして浪費されてきたエネルギーを回収して、より有効な形に変換する。まるで、エンジンパワーが追加されるかのように。

 しかしながら、モーターバイクにおいては重量の増加と重心の変化をどう対処するかという課題がエンジニアに突き付けられる。どうやらドゥカティは充電式のシステムではなく、機械式のシステムを採用し、実験しているようだ。

 このシステムの概要は、減速時にドラム・ブレーキが後輪からエネルギーを回収し、このエネルギーでフライホイールを回転させるというものようだ。このフライホイールが小さな連続可変トランスミッション・ギアボックスに接続されると、パワー・ブーストを得られるというわけだ。

 これが、すでにパワーにおいて優位にあるドゥカティのMotoGPマシンに対し、顕著なブーストをもたらすということは考えにくい。考えられるのは、一見して解かりにくいブースト、オーバーテイキングやスタートにおける活用を想定したものだろう。




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