Moto2世界選手権:今のところエンジン・サプライヤーなし

 相変わらずMoto2の行方は不透明です。



 2018年シーズン終了後に向けて、ドルナとFIMそしてIRTAは新たなMoto2テクニカル・レギュレーションを整備しなければならない。いまのところ、排気量やそのコンセプトは不透明であり、エンジン・サプライヤー候補も現れていない。

 Moto2世界選手権においては、2010年以来CBR 600RRユニット・エンジンが運用されてきた。これに関するExternProとの契約は1年前に更新され、2018年に満了する。

 それゆえに、このユニット・モーターの新たなサプライヤーを見つけなければならない状況である。

 エルベ・ポンシャラルすなわち、Mistral 610と呼ばれるホーム・ビルド・シャシーでMoto2に参戦するTech 3のオーナーにしてIRTAの会長は、現時点においては2019年以降のテクニカル・レギュレーションについて予想することはできないと考えている。

 「全くのオープンです。」ポンシャラルはこのように述べた。「ユニット・エンジンの新たなサプライヤーは報告されていません。しかし、Moto3に類似したシステムを採用することも可能です。複数のモーターサイクル・マニュファクチャラーを招いて。それ以前に、排気量やシリンダーの数、コストの上限について合意に漕ぎ着けなければなりません。」

 「まだ何も決まっていないのです。わたしたちはどのマニュファクチャラーがMoto2エンジンの提供に関心を示すか様子を見る必要があります。」このフランス人はSPEEDWEEK.comのインタビューに対しこのように語った。「わたしたちはチーム代表たちの総意とどのエンジンが選択肢に含まれるかをお伝えします。これらは全くのオープンです。わたしたちはこれからの数カ月以内に新たな申請が寄せられるのを待ち望んでいます。今シーズンの終わりには決断したいと考えています。」

 KTM3年ほど前にMoto3エンジンを二つ合体させたような500 cc4ストローク、ツイン・シリンダーという案を提示した。しかし、このアイデアは却下され、KTMは現在MotoGPへのエントリーに注力している。

 このクラスに参加するシャシー・マニュファクチャラーは、22名のユーザーを有するKalexと、3台体制のSpeed Up(シモン、シメオン、コルシ)、そしてTech 3(イサック・ビニャーレス、シャビ・ビエルヘ)を残すのみだ。とはいえ、KTMWPMoto2バイクを開発しており、目下、リッキー・カルダスによるテスト中である。
 問題なければ、KTMWPのバイクは来シーズンよりAjo Motorsportのバイクとして世界選手権に投入されるだろう。現在、同チームのザルコがKalexでタイトル争いを行っている。アキ・アジョは、Moto3世界選手権のチャンピオンシップ・リーダーであるブラッド・ビンダーをザルコの後継者としてMoto2チームに招き入れたいと考えている。

 KTMMoto3MotoGPとの間に存在するMoto2というギャップを埋めることを望んでいる。それにより、KTMMoto3ライダーたちに中量級における選択肢を提示できるわけだ。

 ヤマハはそのようなことを気にしない。いずれにせよ、同社はMoto2のトップ・ライダーたちをMotoGPチームに招き入れてきたのだから。

 ポンシャラルはこのように述べた。「ヤマハはMoto2への参加に興味を示していましたが、Moto3に関してはありません。それにもかかわらず、わたしたちは優秀なMoto2ライダーを押さえてきました。ビニャーレスにしろ、エスパルガロにしろ。」

 ヤマハは2008年よりホルヘ・ロレンソを擁しているが、彼は250 ccからファクトリー・チームへ直行した。

 ドゥカティも同じだ。イアンノーネはMoto2からプラマック経由でファクトリーに加わった。スズキは、現役Moto2ライダーのアレックス・リンスを迎え入れようとしている。アプリリアもまた、サム・ロウズに賭けることにした。

 「MotoGPチームとして魅力的なオファーを提示できるのであれば、Moto2チームの運営は必須ではないでしょう。」

Source: speedweek.com



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