ホアン・ミア:「おそらく、彼はそれがお買い得だと思ったのでしょう。」

 soymotero.netより。ホアン・ミアのインタビューです。なかなか饒舌なタイプのようです。


 世界選手権初年度にもかかわらず、このマヨルカのライダーは選手権総合8位につけ、そこからさらに上を目指している。ムジェロ終了後、彼はSoyMotero.netに対し、今後の展望とこれまでのキャリア、そして最高峰クラスでの論争について語ってくれた。

 今シーズン開幕前は、ファビオ・クアルタラロがレオパード・レーシングのエースとなり、タイトル候補の一人になるとみなされていました。アンドレア・ロカテリもすでにここで2年を過ごしています。それにもかかわらず、ルーキーであるあなたが総合スタンディングスにおいてチーム・メイトの二人をリードしていますし、強さにおいても安定感においても二人を上回っているように見受けられます。ご自身でもそう思いますか?
 「いつも言っていることなんですが、最大のライバルとは同じチームのライダー、つまりパートナーのことなのです。事実、ファビオへの期待は高く、全てのプレッシャーが彼にのしかかっています。今シーズンはあらゆる手を尽くさねばなりません。そうして、二人の間でこのプレッシャーを分担するのです。」

 期待通りに事が運んでいますか?
 「おそらく、彼はお買い得だと思ったのでしょう。しかし、KTMはとても厄介です。」

 厄介とは・・・
 「乗り換えた初年度からこのバイクで速く走れる者はかなり稀です。ルーキーにとってはなおのことです。上位で争える自信はあります。一部のレースを除いてわたしたちは問題を抱えてきましたが、まだトップ10内にいます。初年度としてはおおむね順調に進行していると思います。厄介なバイクの割には。その点については嬉しく思っています。」

 このステップはあなたにとってどういった意味を持つのでしょう?
 「今年については冷静でいます。最も厳しいシーズンというのは、限界キリギリで進まなければならないシーズンのことです。昨シーズンのように。トラック上でのことだけを言っているのではありません。」

 どういうことでしょう?
 「これまでに経験したことをお話ししましょう。ここに至るまでにはスカラシップか多額の費用が要求されます。仮に誰かがこう言ったとしましょう。『わたしの親は金持ちだ。』。それでも足りないんです。それでは賄いきれない程に出費がかさむのです。わたしはごく一般的な家庭の出身です。父は衣料品とスケートボード、サーフィン用品を扱うショップを経営していて、マヨルカではそれなりに名の通った店ではありますが、本当にそれだけで、何店舗も経営しているわけではありません。母はパーソナル・ショッパーをしています。わたしたちは何かを欠いているわけではありませんが、チームに支払う金は持ちあわせていません。」

 あなたはスカラシップを受けてここまで来たわけですが・・・。
 「わたしはCuna de Campeones Bancajaでキャリアをスタートしました。この選手権は経済的ですし、国内レベルを超えたレースを経験できます。もしスカラシップを得られなかったら、バイクをもって家に帰っていたことでしょう。スカラシップを得たうえで勝てなかったら・・・、やはり家に戻っていたでしょう。その状況で勝ちました。勝ったことで再びスカラシップを手にしました。Pre GP 125のためのものでした。それからどうなったか?もし勝てなかったら、家に戻っていたことでしょう。つまり勝ちました。その後、Red Bull Rookis Cupへ行きましたが、そこでもオーディションが待ち受けていました。もし審査に通らなかったら、やはり地元に戻る羽目になっていたでしょう。初年度は学習のための年でしたが、二年目のチャンスが与えられなければ、やはり帰るしかありませんでした。他に選択肢がなかったのです。二年目を迎え、わたしは選手権争いに加わりました。マルク・マルティンとの争いでしたが、彼は3年目でした。良い争いを演じ、結局勝てませんでしたが、選手権二位になりました。そのときは戦々恐々としました。恐怖が甦ったのです。しかしその後、レオパードから声がかかりました。」

 そして平穏が訪れた?
 「いいえ。これまでと同様、もしCEVで凡庸な成績しか上げられなければ、家に戻っていたでしょう。勝たなければ前に進めなかったのです。あるレースでバイクが壊れました。もしあの時もう少し冷静でいれば、2位になれていたはずでした。ですが、2位では満足できなかったのです。勝ちたかったんです。それでも、このような闘志があったおかげで今ここにいられるのだと思っています。」

 今はいかがですか?
 「落ち着いています。自身にこう言い聞かせています。『適切にやればここにいられる。』と。今は次第に良くなっています。チームについても、KTMの経験は乏しいですが、満足しています。」

 マルティンとのライバル関係はいかがでしたか?
 「すごく手ごわい相手でしたが、良い戦いを演じました。2014年には激しいレースを繰り広げました。今は友人同士です。わたしは総じてすべてのライダーと上手くやってきました。」

 昨年はカネトとFIM CEVにて戦いました。そして今ではベスト・ルーキーの座を彼と争っています。ブレガを交えて・・・。
 「昨年のCEV序盤戦においては、ブレガはタイトル候補ではありませんでした。しかし、時間の経過と伴にKTMをモノにし、良いセットアップを見つけた彼が選手権を制しました。今年の活躍も目をみはるばかりです。カネトも乗り慣れたホンダで臨んでいますから比較的有利な状況にあるでしょう。例を挙げると、わたしが世界選手権にデビューしたのは昨年のオーストラリアでしたが、その時に乗っていたバイクはホンダでした。初めて訪れたサーキットでしたが、わたしは上位集団に加わりました。扱いやすいバイクだったからです。最終的に乗りこなしてしまえば、KTMでホンダを破ることはできます。たとえばビンダーのように。・・・しかしわたしはまだそこまで至っていません。」

 ビンダーについてですが、今シーズンの活躍についてどうとらえますか?
 「このバイクの扱いに精通しているチームにいるというのも要因の一つでしょう。今のビンダーは飛びぬけています。しかし、彼はもう何年も世界選手権にいるわけですし、KTMに乗ったのも今年が初めてではありません。わたしたちは彼から学ばねばなりません。彼の長所とミスから。」

 話題を変えましょう。ロッシとロレンソ&マルケスのどちら側に着きますか?どのライダーに触発されますか?
 「ロッシです。常に刺激をもらってきました。とりわけ、彼が若いころに。あのすべてをジョークと捉えているような態度が最高にクールですね・・・。」

 あの騒動の後もそのようにお考えなのですか?
 「はい。マルケスのことも好きですよ。」

 ロッシのファンたちは彼に忠実ですね・・・
 「蹴ったかどうかは解かりませんが、ウッカリ足が滑ったんでしょう・・・(笑)。マルケスは聖人ではありません。それでロッシを怒らせたのでしょう。このイタリア人はライバルを精神的に追い込む能力に定評があります。ロレンソはアンラッキーでした。そんなのと組む羽目になって・・・。」

 今年のチャンピンは誰になると?
 「難しい質問ですね。昨年の今頃であれば、ロッシと答えていたところですが。ロレンソが出だしで躓いたので。・・・しかし今年は、マルケスがいいレースをしていますし、ロレンソもロッシもそうです。イアンノーネも彼らに絡んできそうです。今後の展開を見守りましょう・・・。」

Source: soymotero.net



Related Post:


0 件のコメント :

コメントを投稿