キーファー、KTMの訴えに当惑。

 Crash.netより。KTMの「ホンダはインチキ!」という訴えに対するキーファーさんのコメントです。



 レオパード・レーシングのステファン・キーファーはKTMの主張を否定した。同社は、ホンダがレブ・リミットを超過し、これがタイトル争いにおいてダニー・ケントに優位性をもたらしたと訴えた。

 レオパード・レーシングのチーム・マネージャー、ステファン・キーファーは、KTMのスポーティング・ディレクター、ピット・ベイラーの訴えを否定した。ベイラーによれば、昨シーズンのホンダはMoto3のレブ・リミットを超過しており、これがダニー・ケントにタイトル争いにおける優位性をもたらしたという。

 ドイツ語のウェブサイト、SPEEDWEEK.comのインタビューの中で、ベイラーは次のように訴えた。元ホンダ系チームのメカニックから入手した、ホンダのMoto3マシンのデータを解析した結果、回転数が上限の13,500 rpmを超過し、13,600 rpmに達していたと。

 この主張の中でMoto3世界チャンピオンであるケントの名が挙がることはなかったが、これはすなわち、このブリティッシュ・ライダーがライバルであったKTM勢に対し不当なアドバンテージを得ていたと言い換えることができる。

 レオパード・レーシングはこの証言に驚いた。この訴えは、このMoto3チームとKTMとの間に不穏な空気をもたらすものである。同チームは2016年に向けてホンダからこのオーストリアのマニュファクチャラーにスイッチしていた。これを受けてレオパード・レーシングは独自にエンジン・データの調査を実施したが、彼らによれば、レギュレーション違反は認められず、KTMの主張に妥当性はないという。

 Moto3のテクニカル・レギュレーションにおいては、Dell'OrtoのスペックECU13,501 rpmにおいて介入し、ECUはエンジンからのパワーを抑えるにもかかわらず。エンジン・スピードが一旦レブ・リミットを下回った際、パワーが戻る前に抑えてしまうのだ。このカットと点火の効果により、エンジンはリミッターに当たる。

 ホンダのパフォーマンスにおけるエッジはKTMと比較して極めてスムースで、なおかつ最高回転数におけるパワー・デリバリーもずっと安定していたものとみられている。ECUが介入する間際のフルパワー領域において。それでもなお、KTMの主張の根幹は、ホンダが恒常的に13,500 rpmを超過していたということのようだ。偶発的な現象として片づけられない程に。これが肝心な場面においてちょっとしたブーストになっていたというのだ。

 しかしキーファー曰く、2015年のレオパードのデータに不正は見当たらなかったという。また彼は、この問題をドルナとマニュファクチャラーとの間で機論すべきものと捉えている。

 「なぜこのようなことが起こったのか、あるいは報じられたのかはわかりません。」キーファーはこのように語った。「これはDell'OrtoKTM、ホンダ、そしてドルナが解決すべき問題であり、チーム・サイドの問題ではありません。わたしの方からはすべてが明らかですし、不都合はありません。」

 この問題が報じられたことについて、キーファーは困惑しているという。なぜKTM2016シーズンスタートからわずか数週間後にこの問題を持ち出す必要性を感じたのかについて。また彼は、最高回転数でのパワー・デリバリーからホンダはいかなるアドバンテージも得ていないと考えている。デリバリーの差は些細なものであり、シーズンの進行に伴って縮小していったとみなしている。また彼は、ライダー自身のスキルが1977年のバリー・シーン以来となるブリテン人のモーターサイクル・グランプリ・チャンピオンの誕生に寄与したと語った。

 「KTM2015年の最初のレースからホンダと大差ありませんでした。シーズン中にもKTMはかなり差を詰めました。一番の違いはダニーです。」

 「彼はプレシーズン・テストから好調で、レースでのマネージメントも素晴らしいものでした。それ故に素晴らしいスタートを切ったのです。マニュファクチャラー間の主な差はエンジンではなく、ダニーをはじめとしたライダーたちであったと見ています。」

 キーファーはレオパード・レーシングのオフィシャル・チーム・ラウンチの席でインタビューに応じた。この壮行会は2台体制でMoto2に挑むことに先立ち、イタリアで開かれた。ライダーはケントとオリベイラでマシンはKalexである。なお、チームはMoto3活動も継続する。こちらについてはKTMと新たなラインナップ、ファビオ・クアルタラロ、ホアン・ミア、アンドレア・ロカテリで挑む。

 キーファーは今シーズンにおけるレオパードのMoto2部門を率いる。彼は昨年のMoto3におけるトップ2が、この中量級において不穏な関係を形成することを危惧しつつ、シーズンを通しての保守的な進展を強調したいと考えている。

 「このたびMoto2へ移ることをうれしく思っています。二名の素晴らしいライダー、ケントとオリベイラを擁していることについても。」キーファーはこのように述べた。「二名はMoto3のトップ2として昇格します。したがって経験豊富ですし、レースでの勝ち方も心得ています。彼らはMoto2でも競争力と速さを発揮することでしょう。そこに至るまでにどの程度の時間を要するかは分りませんが、彼らには才能が有りますから、それができるはずです。」

 「シーズン序盤については、6位から12位の間でスタートできれば幸いです。この手のライダーが10位で満足するとは思っていません。彼らはより多くを手にするために挑むでしょうし、チームもまたそうです。」

 「わたしたちはここに至り二つの世界タイトルを獲得しました(ステファン・ブラドルが2011年のMoto2で、ケントが2015年のMoto3で獲得。)。したがって、10位で満足するつもりはありません。しかし、このクラスに二名の新人と臨むに当たって、用心する必要があると考えています。」

Source: crash.net



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