MotoGPライダーたち、ミシュランを理解するには「時間が必要」

 Crash.netより。中本さんがミシュランと新しいECUについて語っています。


 クラッシュそのものはミシュランのせいではありません。これは大きな違いです。

 HRCの副社長、中本修平によれば、先日のバレンシアMotoGPテストにおいて、多くの転倒が見られたことの原因を、ミシュランに特定するのは誤りであるという。

 7年に及ぶブリヂストン時代を経て、ミシュランがMotoGPの独占タイヤ・サプライヤーの地位を引き継ぎMotoGPに復帰する。

 バレンシアにおけるミシュランのラップ・タイムは既に印象深く、シーズン最後のレースのベスト・シーンが霞むほどであった。しかし、テストの両日においては、数多くのフロントエンドからの転倒が見られた。

 「タイヤは以前の物とは異なっていますが、ラップ・タイムに関しては酷似しています。」中本はこのように認めた。彼のチームのライダー、マルケスとダニ・ペドロサは、このテストにおいて、トップ・タイムと3番手タイムをそれぞれ記録した。

 「したがって、ミシュランには既にブリヂストンに匹敵するポテンシャルがあります。しかし、両日においてクラッシュが見られました。つまり、ライダーたちにはまだ時間が必要なのです。ミシュランの使い方を理解するための。」

 ブリヂストンがフロント・タイヤにおいて優勢であった一方、グリップ・バランスはミシュランにおいてリヤ方向にシフトした。タイヤのプロファイルや剛性といった特性もまた、両ブランド間で異なっている。

 2016年に向けての大きな技術的変更はタイヤだけに留まらない。ライダーとエンジニアたちは、新たな統一ソフトウェアの使い方を急速に理解し始めている。

 「先週の金曜日にこのバージョンのソフトウェアを受けとりました。」中本はこのように述べた。「エンジニアたちはバグをチェックするために少し時間を取りました。この新たなソフトウェアは動きはしますが、わたしたちのファクトリー・ソフトウェアとは異なるものです。ですから、わたしたちのエンジニアはその使用方法について学ぶ必要があります。」

 「今回のテストを経て、3つのマニュファクチャラー、つまり、ホンダとヤマハとドゥカティがマニェッティ・マレリとの会合に出席し、今後のことについて協議します。」

ホンダとヤマハ、そしてドゥカティは、統一ECUへの意向が決定した当時からグランプリに参戦していた面子だ。彼らにはこのソフトウェアに新たな機能を盛り込む権利がある。この機能は参加者全員が使えるものでなければならない。しかし、彼ら自身が直接プログラミングを行うことは許されない。

 「開発はマニェッティ・マレリの業務です。」中本は認めた。「3社で各要望に優先順位をつけて、それをリストにします。今のところ、要求は山ほどあります。しかし、それらをいっぺんに片づけることは無理です。」

 「もしマニェッティ・マレリのエンジニアたちからホンダのエンジニアに要請があって、開発チームに来て、コーディングをしてほしいと言われれば、大喜びで彼らに手を貸すつもりです。」

 タイヤとECUは再び作動し、最優先事項として扱われる。来週のヘレスにおいてプライベート・テストが予定されているのだ。このテストには、ホンダとドゥカティ、アプリリアが出席する。スズキはセパンにてテストを実施する予定だ。ヤマハのみがレース・チームをトラックに展開することなく、今シーズンを終える。

Source: Crash.net



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