テン・ケイト:「運営があんなにバカだったとは。」

 「BSBか!」と言いたくなるほどにブリティッシュが猛威を振るった今年のWSBK。テン・ケイトがこの状況を嘆いています。以下、SPEEDWEEKより。



 世界選手権の興行主であるドルナ、そして国際モーターサイクリズム連盟(FIM)は、選手権のレギュレーションの厳格化を推し進めています。これに対し声高に異を唱えていらっしゃいますが、なぜでしょう?
 メリットがありますか?結果を見てください。わたしたちは、チーム・メイト同士が並んで走る姿ばかりを目にしてきました。それは、バイクこそが最も重要な要素であるということを裏付ける現象です。

 彼らがここまでバカだったなんて信じられません。彼らはそれがいいと思っているんですから。

 スーパースポーツ世界選手権に関しても、同じような方針でレギュレーションが改められようとしています。
 こちらは少し事情が違います。エンジンのチューニングはまだ許容される見込みです。これは非常に重要なことです。大きな変化はありません。エレクトロニクスが素朴なものになるだけです。これについては歓迎しています。

 おっしゃる通り、カワサキとドゥカティ、アプリリア勢が常に上位を独占していました。しかし、ホンダもスズキもシーズン中に随分良くなりました。
 獲物を目の前にして、追いかけないわけにはいかないでしょう。それは至極当然のことで、どの選手権でもそうです。自陣のライダーに速さがあり、上位を走れるのであれば、開発の手を緩めることだってあり得ますし。

 それでもレギュレーションは間違った方向に向かっています。チームに訊いてみてください。以前と比べて、どのくらいコストが削減できたのかについて。コスト削減が原点だったんです。

 ルールとしてどうあるべきかというよりも、レーストラックにおけるパフォーマンスに基づいた判断です。完全にでたらめです。チーム・メイト同士のランデブー走行ばかりです。チーム・フォトグラファーにとっては好都合でしょう。画的にすっきりしていますから。FIMのスコット・スマートもご満悦でしょう。彼はブリティッシュで、ブリティッシュというのはなにもかもが整然としている状態を好みますから。

 勝てる見込みのなさを嘆いているわけではないのです。仮にホンダが新しいモーターサイクルを持ち込んだとしましょう。それでもなお、わたしたちが目にするのはチーム・メイト同士による上位争いでしょう。昨今のレーストラックにおける状況には成す術がありません。ホンダが新しいバイクを持ちこもうがそうでなかろうが関係ないんです。問題なのは、どのペアが上位を走るのかではなく、チーム・メイトが常にペアになって上位を走ることなんです。

 昨シーズンはまだ流動性がありました。今年になって勝ったのは?カワサキとドゥカティです。アプリリアですら、脱落しました。


Source: speedweek.com


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