ティト・ラバト:「トップ10内でシーズンを終えられたらいいな。」

 sport.esより。ティト・ラバトのインタビューです。



 ラバトがMotoGPにステップアップする。Moto2タイトルの防衛を目指した今シーズン、彼はツキに見放されてしまった。来年の挑戦もまた、容易なものではないはずだ。

 後悔はありませんか?世界タイトル獲得後もMoto2に留まったことに。
 いいえ。とはいえ、幼いころからのライバルたちが皆MotoGPに行ってしまったことについて、考えが及ぶことはありました。昨年には世界タイトルを獲得しましたが、昇格に向けての良い選択肢を手にすることはありませんでした。選択肢の中に、上位で争えるようなバイクやチームがなかったのです。下位を走るために昇格する。それはわたしの望むところではありません。

 そして今、求めていた状況に至ったと。
 オフィシャルバイクで出場する契約を手にしました。チームと共にステップアップします。そこから先はわたし次第です。速く走るためのツールはすべて揃いましたから。

 今年の敗因は何でしょう?
 最初からあまり順調ではありませんでした。2015年型のKalexOlins、そしてダンロップというパッケージへの適応に手間取ってしまいました。

 今年大活躍したザルコもまた、Moto2に留まりました。
 理由は判りません。わたしの場合は、状況が整うのを待っていました。彼がMotoGPに行ったらどうなるのか、それは誰にもわかりません。今年、わたしは毎レースにおいて優勝あるいは表彰台争いに加わりました。何も変わったことがなかった際には。

 アレックス・マルケスについてはどのように見ていらっしゃいますか?
 最初はこのカテゴリーへの適応に苦戦していました。それが普通です。それから次第に良くなって行き、シーズンの中盤には二度良いレースを演じて見せました。問題も出てきました。ですが、今年のパッケージ、つまりタイヤとサスペンションの組み合わせが上手く機能しなかったというのは事実です。来年にはもっと活躍するはずです。

 アレックス・リンスはいかがでしょう?
 リンスは印象的なシーズンを送りました。出だしから好調で、大きな躓きもなかった。順調に歩みを進め、終盤戦にはずっとトップレベルにいました。ザルコを除けば、そのようなライダーは彼だけでした。とはいえ、彼とて安泰ではありません。

 落とし穴が潜んでいるとしたら、どこに?
 好調を維持するのは容易なことではありません。程度の差こそあれ、そこにいるのは才能のある者ばかりです。その中にあって、優位性を維持しなければならない。あと0.1秒を削ることで、ライバルたちに差をつけることができ、それが勝利に繋がります。そしてもちろん、それを毎レースにおいて再現しなければならない。難しいことです。

 MotoGPMoto2との違いについて、どのようなことにお気づきになられましたか?
 何から何まで違いますよ。加速もブレーキングも。Moto2とは制動距離が2倍ほど違いますから、そこを勘定に入れないと。それからスピードに、リヤ・タイヤのグリップ。感覚も変わります。サーキットが小さくなったように感じるんです。ガスを開ける際には適切な軌道で脱出しなければなりません。そうでないと加速によって前輪が浮いて、そのためにタイムを失うことになります。そしてこのタイヤが接地したかと思えば、もう減速する場面に差し掛かっているんです。これまでの半分の時間でそれを片づけなければなりません。

 すでにミシュラン・タイヤでのスタートを切られましたが、これが有利に働くとお考えですか?
 どうでしょう。MotoGPの経験もありませんから、不利に働く可能性もあります。Moto2で使っていたダンロップのフロント・タイヤよりは、ミシュランの方が気に入っています。また、バレンシアではトップから1.3秒遅れでした。様子見ですね。

 ジャック・ミラーについては?
 手強いパートナーがいるというのは重要なことです。チーム・メイトが同じバイクで好成績を上げているのを見れば、張り合いが出ますよね。自分にも同じことができる、もっと絞り出せると。100 %やっているつもりでも、そこからさらに上乗せできると思うんです。ミラーの方が先輩なのは有難いですね。選手権ではやることが多すぎて、そこまで考えている暇などないでしょう。ですからチーム・メイトや他のライダーについてあまり意識することはないと思います。

 見通しはいかがですか?
 テストにおいては、トラックに出る度に思い知らされました。このバイクを操るためのトレーニングの必要性について。Moto2のようにはいかないんです。Moto2では、10周から15周走行したあと一服していました。MotoGPでは4周しか持たないんです。息つく暇もないものですから。9日間のテストを余すことなく活かしたいです。目標は、レース毎に向上していくこと。最終目標を訊かれたところで、答えようがありません。とはいえ、トップ10内でシーズンを終えることができたら上出来です。

 シーズン終盤の論争についてのご意見をお聞かせください。
 実際のとことは当事者しか分らないことですし、外野がどうこう言えることではありません。何が起こったのか、それを知っているのはヴァレンティーノとマルクだけです。ですから、部外者としてコメントはできません。

Source: sport.es



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