Kalex Moto2:2015年に向けて注文殺到

 2015年にはMoto2世界選手権が「Kalex世界選手権」と化すかもしれません・・・。以下、SPEEDWEEK.comより。



 Kalex2014年の時点で、既に16名ものMoto2ライダーを抱えている。来年にはこの数が更に膨れ上がる見込みである。Kalexの代表、アレックス・バウムカーテルはこのように語った。「酷い事態です。このクラスには競争があって然るべきです。」

 Moto2世界選手権におけるKalexの優位性が意図せぬ事態を招いている。来シーズンに向けて、同社による寡占状態がよりいっそう進みそうなのである。今シーズンにおいては、レギュラー枠33台のうちの16台をKalexが占めている(シーズン途中でForwardとコルシとパシーニが加わった)。

 Kalex以外のバイクの内訳は、Suter12台、Speed-Up3台(ロウズ、ウェスト、ラモス)、Tech 32台(シュロッター、カルドゥス)となっている。(TSRは・・・?)

 しかし、Kalexによる侵食は今なお進んでいる。このドイツのブランドは、2011年にステファン・ブラドル、2013年にはポル・エスパルガロに世界タイトルをもたらした。そして、今年の世界選手権においては、スタンディングスの上位3名、すなわちラバト、カリオ、そしてビニャーレスがKalexユーザーである。

 BobingenKalex engineeringは、今シーズンに開催された12レースのうち、10レースで勝利を収めている。この勝利の流れを遮ったのは、ウェスト(Speed-Up、アッセンにて)とエガーター(Suter、ザクセンにて)のみであった。

 2015年に向けて、Kalexの人気が更に高まっており、複数のチームがSuterからの乗換えを希望している。その中にはテクノマグにグレッシーニ、マフレ・アスパーが含まれている。「個人的には、これが現実になることを望んでいません。Moto2には技術競争があって然るべきだと思っていますから。」Kalexのデザイナー、アレックス・バウムガーテルはこのように述べた。「しかし現状においては、新たなチームを迎え入れるのは非現実的です。わたしたちはドルナならびにIRTAとの協議を通じ、解決策を見出したいと考えています。出来るだけ多くのチームの希望に沿えるように。」

 バウムガルテルは続けた。「わたしたちの第一目標はずっと変わっていません。全ての顧客、そしてライダーに対し、公平に、なおかつ敬意を持って接することです。対偶に差をつけたくはありません。これまでは何とかなってきました。もちろん、選手権での勝利は嬉しいですが、これが2015年に向けての厄介な問題を招きました。しかし、それもまたモチベーションになります。顧客の皆さんの期待に応えたいですから・・・。いずれにせよ、以前と同じように活動を継続することを希望しています。技術開発においても。」

 来シーズンのKalex8チーム、14名のライダーに2015年型マシンを提供する見込みである。そうなれば、多くの顧客が2014年型のモーターサイクルを受け取ることが予想される。

 Kalexは供給能力の都合により、14台しか受注できない。新たな顧客は2014年型マシンに甘んじるしかない状況である。

 バウムガーテルはこのように語った。「2014年型のマシンの購入が確定しているのはForwardのみです。他のチームにはミザノGPまでに決断を下してもらわなければなりません。そうでないと、引渡し期日に間に合いませんから。」


2015年型Kalexの購入が確定しているチーム
Paginas Amarillas HP 40 Pons (2 bikes)
Marc VDS Racing (2)
Italtrans (2)
SAG Stop and Go (2)
Dynavolt Intact GP (1)
Idemitsu Honda Asia (2)
Petronas Race Line (1)
AGR (2)

2014年型Kalexを購入する可能性があるチーム
Forward (2 confirmed)
Gresini (2 open)
Aspar (2 open)
QMFF (2 open)
Ajo (1 open)
Tascaracing (1 open)
AGT Rea Racing (1 open)
Technomag CarXpert (2, open )






 Kalexによる寡占状態が懸念される今、2016年以降のMoto2エンジンに関する話題が再燃するんじゃないかと期待しています。


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