ニコ・テロル:今は何が起こったのか理解できた

 休養から復帰を果たしたニコ・テロルが心境を吐露しています。MOTOCICLISMO.esの記事の中から、テロルの発言の一部を抜き出しました。





 「バイクに跨った際に、筋肉の緊張と眩暈、極度の疲労感に見舞われるんです。担当医との相談の末、レーシングを中止し休養をとることにしました。」

 「大きな期待を寄せていました。自分自身に過度なプレッシャーを掛けていたんです。それでいて、期待していたようには事が運ばなかった。その結果、内なるプレッシャーが次第に増幅してゆき、それが更なる事態の悪化を招きました。今シーズンの初めからスポーツ・サイコロジストと共に療法に取り組んできましたが、一向に回復の兆しはなく、同じ問題を引きずったままでした。」

 「様々なテストを受けた結果、フィジカルに問題があるという可能性は除外されました。これについては安心しました。原因は精神面にあると言い渡されました。極度のプレッシャーにより、バイクに乗った際のエネルギーの消耗が通常よりもずっと激しくなっているとのことでした。」

 「休養し、レーシングとの繋がりを一旦断ち切るよう告げられました。今はいい意味で近視眼的になるべきだと。これまでわたしが囚われがちだった、先のことに対する強迫観念なしで。それが、異常な消耗につながっているとのことでした。それからブリティッシュGPまでの約一週間、バイクのことを忘れて過ごしましたが、初めての経験でした。こういった過程を経て、グランプリを外側から眺めました。いい機会になりました。『彼ら全員を負かしたことがあるんだから、また勝てるはず。』そう思えたんです。そのおかげで再び元気ができて、僅かながら、着実に一歩前進しました。」

 「このような話を皆さんにお伝えすることには躊躇がありました。メディアの前に立つのであれば、勝者として立ちたいですから。しかし、物事はなるようにしかなりません。外側からレースを見るのは辛いことですが、強制的にでも引き離すことが有効に作用する場合もあります。落ちるところまで落ちましたから、それで却って気が楽になりました。よりハードなトレーニングを実践してみても問題の解決には至らず、それで先に申し上げた通りのことをしました。二週に渡って関係を絶ちましたが、久しぶりのことでした。今はルーチン・トレーニングに戻りましたが、一旦離れたおかげでよりリラックスした心境にありますし、これまで以上に熱意を感じるようになりました。」

 「ホルヘには言い尽くせないほどお世話になってきました。いいときも悪いときも。今回の事はホルヘにとっても災難でした。彼はわたしに対し、期限を定める事も、プレッシャーを与える事もしないと言ってくれました。本当に感謝しています。困難な時期に寄り添ってくれる人、そういう人こそが本当に大切な存在なんです。」





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