MotoGP:ヤマハ、シームレス・ダウンシフト準備中


 今週は珍しく、偉い人たちのプレス・カンファレンスが開かれましたが、そこで話題に上ったのがホンダとヤマハの差についてでした。以下、Crash.netより。



 「わたしたちのシームレス・シフトはアップシフトのみで、ダウンシフトはないんです。」

 ファクトリー・ヤマハのMotoGPライダー、ヴァレンティーノ・ロッシとホルヘ・ロレンソは、クラッチレスのダウンシフトについては使用可能な状況にあるようだが、今のところ、これはシームレスではないという。

 ヤマハはホンダとドゥカティに続きシームレス・シフト・ギアボックスを導入したが、これは昨シーズンの後半のことであった。このギアボックスはシフトアップの際のロス・タイムを削る目的で搭載されている。

 クラッチレス・ダウンシフト、これはクラッチ・レバーの操作なしでダウンシフトを可能にする機構であるが、これが2014年より導入された。ロッシの左旋回時の比較画像を以下に示す。

 しかしながら、ホンダは更に進化しており、より高速でスムースに作動する「シームレス」ダウンシフトを稼働させている。これはブレーキングならびにコーナー・エントリーにおいて大きな効果を発揮する。

 「わたしたちのシームレス・シフトはアップシフトのみでダウンシフトはありません。」ヤマハのMotoGPグループ・リーダー、辻幸一は次のように認めた。「ホンダはアップとダウンのいずれにおいてもシームレスだと思います。それがホンダに差をつけられていることの一因かもしれませんが、もちろんそれ以外にも要因はあります。」

 ブルノの木曜日においてロッシは次のように語っている。ホンダはヤマハを引き離すための何かを「見つけた」ように見えると。

 「正直に言って、わたしたちのマシンはホンダのRCVの後れを取っています。」辻はこのように認めた。

 この際、HRC副社長の中本修平はこのように皮肉を述べた。「とはいえ、わたしたちのライダーもチャンピオン級ですから!」

 世界チャンピオンのマルク・マルケスは今シーズンの全てのレースで優勝しており、レプソル・ホンダで彼のチームメイトを務めるダニ・ペドロサも選手権の2位につけている。

 ロッシは2014年のホンダの優位性が「エレクトロニックとシャシーに関する何か」によってもたらされていると語った。

 中本は、この優位性が何らかの技術革新によるものであるという憶測を否定した。

 「一部の人びとが、ホンダは何か特別なことをしていると言っていますが、実際にはそんなことはありません。」彼はこのように宣言した。「マルクはホンダのトラクション・コントロール・システムの使用を嫌っています。つまり、わたしたちのトラクション・コントロールはライダーの右手なんです!」

 言い換えると、マルケスはトラクション・コントロールの介入を最小限に抑えていることになる。

 

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