トム・ルティとドミニク・エガーターの対談


 昨日の記事とは関係ないんですが、watsonにトム・ルティとドミ・エガーターの対談が掲載されていたので、以下にこれを訳出します。




ドミニク・エガーター:いくら貰ってるんですか?

トム・ルティ:まぁ、それなりに。賢明な答えでしょ?そっちはどうです?

ドミニク・エガーター:まぁ、それなりに。賢明でしょ?

トム・ルティ:イエス、イエス、完璧です。

ドミニク・エガーター:チームと個人スポンサー、どちらからの収入が多いですか?

トム・ルティ:混ざっているので何とも。バイクやヘルメットの広告スペースは個人的に売ることができるんですが、これが大きいです。そっちは?

ドミニク・エガーター:似たようなもんです。70パーセントが個人スポンサーからで、日頃から広告を増やそうと交渉しています。

トム・ルティ:インディアナポリスでは全体的に黄色くなってましたが、あれは何だったんですか?

ドミニク・エガーター:黄色が好きで、つなぎとバイクをもっと黄色くしたいと常々思っていました。しかし、スポンサーの都合によりそれは叶いません。チーム・マネージャーのFred Corminbeufはさぞ困っていたでしょう。ともかく、2年前に彼がこういったんです。「よし、グランプリで勝ったなら、次のレースでは黄色を解禁してやろう。」と。そして、ザクセンリンクで勝利し、次のインディアナポリスでは念願叶いました。今度はわたしの番です。来シーズンもSuterですか?それともKalex

トム・ルティ:まだ判りません。検討中です。ドミがSuterで勝っていますから、Suterの方がいいのではと思っています。

ドミニク・エガーター:つまり、今乗っているやつを来年も使うと?

トム・ルティ:まだ判りません。ブルノの日曜に決めることになってるんですが、先送りになると思います。そっちは来年どうするんですか?

ドミニク・エガーター:ええ。こっちも未定です。

トム・ルティ:中長期的な目標は?

ドミニク・エガーター:今シーズンの世界選手権で3位になって、翌シーズンには世界タイトルを目指します。そして、MotoGPの良いシートを得るというものです。MotoGPクラスについてどう思いますか?

トム・ルティ:実際、どうなるのかは誰にも分らないでしょう。もし、2クラス体制が継続されるのであれば、わたしたちスイス人がファクトリー・オプションにありつくことは不可能でしょう。そうでなければOpenを選択するしかありません。それが現状です。MotoGPクラスへの参入は長年の夢です。しかし、競争力のあるマシンを手にした場合に限られます。

ドミニク・エガーター:ジャーナリストからの質問で一番困るのは?

トム・ルティ:プライベートに関する質問です。そろそろ結婚しないのかとか、家庭を持ちたくないのかとか、そういった類の。話を切り上げるために漠然とした返答をするしかありません。

ドミニク・エガーター:どう返すんですか?

トム・ルティ:当たり障りのないことを言ってその場を凌いでいます。あなたの嫌いな質問は?

ドミニク・エガーター:女性にまつわる質問全般が嫌です。しかし、これに関して不思議なのは、どうしてファビエンヌと何年も(2006年から)一緒にいられるのかということです。どうやって関係を維持してるんですか?

トム・ルティ:そのせいで相変わらずガールフレンドがいないんですか?

ドミニク・エガーター:はい。だから訊いてるんです。どうやったらこれほど長く同じ女性と付き合えるのかと。

トム・ルティ:そんなに難しいものなんですか?すぐに飽きちゃうとか?いい人に巡り合ってないだけですよ。

ドミニク・エガーター:そうかもしれません。このスポーツをやっていると、とかく疎遠になりがちです。単なる知り合いならたくさんいますが。

トム・ルティ:それはわたしたちにも当てはまります。旅行が多いと大変です。ファビエンヌはこの仕事について理解してくれていますから、あまり一緒にいられないことを受け入れてくれています。それに、彼女にも自身の仕事やキャリアがありますから。そんな感じで上手くやってきました。マーケティングにも役立っています。これが、いいバランスをもたらしてくれています。

ドミニク・エガーター:ええ。相性がぴったりの人なら、当然オーケーです。

トム・ルティ:ガールフレンドがレーシング・ライダーとしてのキャリアの助けになると思いませんか?

ドミニク・エガーター:何に対しての?資金面ですか?

トム・ルティ:いやいや、サポートという意味で。

ドミニク・エガーター:確かに、ガールフレンドがいたらと思ったことはあります。しかし、今のところ実現していません。いい人に巡り合えていないというのは本当なのかもしれません。レーシングと女性との関係の両立というのは、ライダーが抱える課題の一つですね。その点あなたは上手くやっています。

トム・ルティ:はい。ところで、トレーニングはどうしていますか?誰よりも熱心だって評判ですよ。それだけじゃなく、何か特殊なことをやっているんじゃないですか?バイクでのトレーニングやドライランド・トレーニングにおいて。わたしはフィットネス・トレーナーを雇っていますが。

ドミニク・エガーター:昨冬には筋力トレーニングを重点的に行いました。昨シーズン中に怪我をしましたから。今シーズンが始まってからはそこまで的を絞っていません。基礎体力が何より重要ですから。今は別のことをやっています。引退後について真剣に考えたことはありますか?

トム・ルティ:はい。常々考えています。引退後の人生について、意識してはいます。とはいえ、どうなるかは判りません。レーシング業界とのつながりを維持するか、あるいはまったく別のことするのか。

ドミニク・エガーター:たとえば?

トム・ルティ:ヘリコプターのパイロットだとか、ヘリに関することをやるかもしれません。すごく興味があるんです。

ドミニク・エガーター:レーシング・ライダーになっていなかったら、今頃何をしていたと思います?

トム・ルティ:何も。

ドミニク・エガーター:どういうことですか?

トム・ルティ:レーシング・ライダーになりたくて、それで、学校を出た時点で悟ったんです。他のものにはなれないと。一度、建築を専門とするカレッジに体験入学したんですが、合わなくて。それで、レーシングに集中すると決めました。「もし20歳まで上手く行かなくても、学ぶための時間は十分残されているから。」そう言いました。あなたはどうですか?

ドミニク・エガーター:父からモーターサイクル・メカニックとしての訓練を受けていました。

トム・ルティ:ホントに?

ドミニク・エガーター:はい。3ヶ月で辞めましたが。世界選手権での最初の契約を手にしたので。

 


 

 

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