ドゥカティ、スコット・レディングを巡る動向に注目


 MCNより。来年に向けた契約交渉とは無縁と思われていたレディングですが、グレッシーニ次第では動かざるを得ないみたいです。



 ドゥカティはスコット・レディングの将来を巡る動向に関心を寄せている。このブリティッシュ・ライダーの2015年のプランは宙に浮いたままとなっている。

 来シーズン、レディングはグレッシーニのHonda RC213Vに乗るものとみられていた。彼がこの元125GPチャンピオンが指揮するイタリアン・チームと二年契約を交わしているためである。

 ところがグレッシーニは、RC213Vのリース契約を更新するための資金確保に手間取っている。HRCの定めるデッド・ラインは、次週のブリティッシュ・グランプリである。

 HRCは、既にRC213Vのリース契約の引き継ぎ先を探しており、アスパー・チームとも会談を行っている。同チームは、2014年に向けてプロダクションRCV1000Rを購入したことを機に、この日本のファクトリーとかかわりを持つようになった。アスパーはこのマシンをニッキー・ヘイデンと青山博一に与えた。

 Moto2の有力チーム、Marc VDSレーシングもまた、グレッシーニがRC213Vの契約に漕ぎ着けられない場合を見越し、チャンスを窺っている。

 Marc VDSの代表、ミシェル・バルソレミーは、これまで長きにわたり最高峰クラスへの参入を企ててきたものの、今シーズンの序盤の時点で、2016年までこの計画を凍結する旨を認めた。

 しかし、ファクトリーRC213Vのリース契約に基づくプロジェクトとなれば、チーム・オーナーのマーク・ファン・デル・ストラーテンも目の色を変えるはずである。彼は、21歳のブリテン人、レディングとの再契約を望んでいた。

 レディングは2013年のMoto2世界選手権において、タイトル獲得目前まで迫ったが、その当時の所属チームがMarc VDSであった。そして情報筋によれば、レディングにとっての最高のシナリオは、このベルギーを拠点とするチームへの再加入であるという。

 レディングの将来の状況が不透明になったことに伴い、ドゥカティはバルソレミーに接触したことを認めた。バルソレミーはレディングの個人マネージャーでもある。

 ドゥカティは依然として、アンドレア・イアンノーネの後継者、すなわちサテライト・チームのプラマックの枠を空けたままにしており、レディングの将来が決定するまで待つつもりであるという。

 レディングは2012年にムジェロでドゥカティ・デスモセディチに試乗した際に印象的な走りを見せた。このボローニャのファクトリーの幹部、パオロ・チャバッティはMCNに対し次のように語った。「状況が不透明であると聞きましたが、ファウストやホンダの邪魔をする気はありません。スコットのマネージメントに声をかけたんです。もし現在の交渉が合意に至らなかったら、わたしたちも話を伺いたいと。スコットを気に入ってるんです。彼は今シーズン、ライダーとしての優れた資質を示してくれましたし、過去の実績もあります。今は待っているところです。彼にはグレッシーニとの契約がありますから。他の選択肢を探ることがあれば、わたしたちのこともよろしくと伝えたんです。」




Related Post: