グランプリ・コミッションによる決定(ブルノ):ファビオ・ルール他


 ブルノGP後に発行されたFIMのプレス・リリースです。



スポーティング・レギュレーションズ

2015年より施行

Moto3クラスの年齢制限

 FIM CEV Moto3選手権に勝利した者は、その翌シーズンよりMotoGPMoto3クラスへの参戦を許可される。該当のライダーが、このクラスへの参戦資格が与えられる最低年齢(現行では16)に達していない場合においても承認される。

スタート・グリッドの流れ ‐ 全クラス

 事故の危険を減らし、スタッフやゲストがスターティング・グリッドにおいて負傷する可能性を低減するため、下記のレギュレーションが承認された。

 サイティング・ラップを完了したライダーは、所定のグリッドの後方に停止し、エンジンを切る。その際、二つの選択肢が与えられる。

1.      ライダーの下車が許可される。この際該当ライダーのマシンは、担当メカニックにより所定のグリッド・ポジションまで歩く速さで押し運ばれる。マシンがグリッドに到着した後、ライダーが再びこれに跨る。

2.      ライダーがシート上に留まることが許可される。この際ライダーとマシンは、他の人物の誘導により歩く速さで押し運ばれ、所定のグリッドに並ぶ。

テクニカル・レギュレーションズ

Moto3クラス  - 2015年より施行

 マニュファクチャラーにより、以下の合意が形成された。これは追加のレギュレーションで、主に、このクラスにおけるマテリアルの供給とそれに掛かるコストに関連したものである。主なポイントは以下の通りである。

全般

 各マニュファクチャラーに要求されるマシンの供給台数の下限が12に引き下げられる。これは、12台を超える発注があった場合に適応される(マシンの台数は契約ライダーの数に準じる)。

エンジンおよびギアボックス

スロットル・ボディズ

 二つのスロットル・ボディがエンジン・パッケージに内包される。エンジン・パッケージは6基のエンジンから成る。更なるスロットル・ボディの使用に際しては、それに応じた金額が請求される。

 マニュファクチャラーには、シーズン中一度に限り、スロットル・ボディのアップグレードが許可される。その際、このスロットル・ボディは各契約ライダーに無償で、なおかつ同時に供給されなければならない。スロットル・ボディの更なるアップグレードには代金の支払いが伴う。

ギアボックス

 契約ライダーは、シーズン中に最大6基までコンプリート・ギアボックスを購入することができる。その際の契約価格は各1,500ユーロである。追加でギアボックスを購入する場合には、ノーマル・リストの金額が請求される。

 ギアボックスならびにギアボックス・コンポーネンツのアップグレードは、該当シーズン中に一度のみ許可される。これらについては、全ての契約ライダーが同時に利用可能となるよう手配しなければならない。

 マニュファクチャラーが、シーズン中にアップグレードされたコンプリート・ギアボックスを導入する場合、このマニュファクチャラーの契約下にあるライダーたちには、各シーズンにつき8基のコンプリート・ギアボックスを購入する権利が与えられる。その際には契約価格として各1,500ユーロを支払う。追加でギアボックスを購入する場合には、ノーマル・リストの金額が請求される。

 このアップグレードが一つないしは複数のコンポーネンツから成るもので、ギアボックス全体に及ばない場合、該当のパーツはノーマル・リストの金額で提供される。

ローリング・シャシーズ

コンプリート・ローリング・シャシーのホモロゲーション

 各マニュファクチャラーにおいて、承認の対象となるシャシーは1バージョンのみである。任意の第三者ブランドのシャシーについても、希望があった場合には1バージョンのみを承認する(2014年に使用されたシャシーを流用する場合においても、チームは承認を取得することができる。この件については既に合意されている。)。

 マニュファクチャラーが、ホモロゲーションの取得に向けて、一旦ローリング・シャシーの価格表を提出すると、リスト内のいかなるパーツについても、そのサプライヤーないしはブランドの変更は認められなくなる。

センサーズ

 各マニュファクチャラーには、それぞれのバイクに搭載するセンサーを明示することが求められる。センサーのマニュファクチャラーないしはブランドの変更については、マニュファクチャラーとライダー、いずれの判断によるものであっても認められない。

セッティング・パーツ

 各マニュファクチャラーは、シャシーのセッティング・パーツのリストを明示できる。ローリング・シャシーは最高価格以下で提供され、その中にはセッティング・パーツ一式が含まれる。

 マニュファクチャラーには異なったバージョンの各セッティング・パーツの製造が認められるが、その材料と基本構造ないしは寸法は同一とする。これらの異なったオリジナル・セッティング・パーツを契約ライダーに供給することができる。その際の価格はノーマル・リスト・プライスに従う。

 供給が許可されるセッティング・パーツは下記のごとく限定される。

l  Handle bar clamps

l  Foot peg plates

l  Seat pads

l  Headstock insert

l  Pivots

l  Linkages

l  Triple Clamps

l  Windscreen

l  Wheel Sprockets


サスペンション

 全てのサスペンション・コンポーネンツは、上限価格が規定された公認シャシーのパッケージに含まれる。

 内部セッティング・パーツに規制はなく、承認の対象外である。内部セッティング・パーツについては、チームないしはサスペンション・マニュファクチャラーによる任意の改良ないしは交換が認められている。


以上

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