ジャーマンMotoGP:マルケス「ストラテジーはダニとヴァレンティーノのコピー」


 Crash.netより。どんな状況でも勝ってしまうマルケス・・・。死角がありません。





 「今回のストラテジーは、単にダニとヴァレンティーノに倣ったものでした。彼らがチャンピオンシップでの目下のライバルですから。」

 カオス状態と化した「モトクロス・スタイル」でのピットレーンスタートにもかかわらず、現役MotoGPチャンピオンのマルク・マルケスは9戦連続の完全勝利を達成した。日曜のザクセンリンクでのことであった。

 このレプソル・ホンダのスターは、失点ゼロの225ポイントを手中にサマー・ブレイクに入る。チーム・メイトで彼の最大のライバルでもあるダニ・ペドロサとの差は既に77ポイントである。

 ドイツにおいて、マルケスはペドロサを1.4秒差で下した。このペアは、ピット・レーンからスタートした14名の中に含まれていた。フォーメーション・ラップの後、彼らはトラックが急速に乾いていく状況の中で、ウェット・タイヤを装着することが誤った選択であることに気づいたのである。

 「アッセンのような状況(ウェット・タイヤ)でレースが始まるだろうと思っていましたが、その後、トラックが急激に乾いてきていることに気づきました。」マルケスはこのように説明した。「スリックを装着するか、レイン・タイヤのままでいくか迷いました。」

 「そしたら、ブラドルがスリックを履いているのに気づき、これがベストな選択かもしれないと思いました。ですが、わたしのストラテジーはダニとヴァレンティーノを単純に真似たものでした。彼らがチャンピオンシップにおける目下のライバルですから。彼らがウェット・タイヤをつけていたので、わたしもそれに倣いました。ウォームアップ・ラップの際には彼らがピットに入っていったので、わたしもそれに従いました!」

 ぎっしりと並んだ状態から、ライダーたちが一塊になってピット・レーンから飛び出す一方、グリッドからスタートしたライダーたちは既にターン1に到達していた。マルケスとペドロサは追撃体制に入った。

 「まるでモトクロス・スタートでした。みんながぎっしりと並んで、ひじを突き出して。」マルケスは笑った。「面白いんですが、危険すぎました。全員に該当すると思うんですが、ブレーキに悩まされました。あの状況ではカーボン・ブレーキが効かなかったんです。最も危険だったのは、最初のコーナーでした。テレビで見ると妙な印象を受けるかもしれませんが、当事者としては楽しかったですよ。」

 地元のスター、ステファン・ブラドルは的確に状況を読み、スリックを装着した唯一のライダーであったが、彼のセット・アップはウェット用であった。そのため彼は、30周のレースの6周目にマルケスとペドロサにパスされた。マルケスはその後、残り10周というところでペドロサの挑戦を退けた。

 「状況を管理しました。序盤はかなり危険でした。しかし最終的には路面が完全に乾いて、FP4やウォームアップのときのようなリズムを掴めました。」マルケスはこのように語った。

 彼のライバルの心を更に挫いたのは、マルケスの今週末の体調が万全とは程遠い状態であったことである。

 「週末を通してパワフルな感覚は得られませんでした。水曜には熱が出ましたから。かなりの高熱でした。それで抗生物質を服用したのですが、そのために倦怠感を抱えていました。」マルケスはこのように説明した。また彼は金曜日の午前中に発生した恐ろしいハイサイドにより首を痛めていた。「レースの前から既に疲労を感じていました。しかしバイクに跨るとそんな事は忘れてしまい、100 %プッシュできました。」

 マルケスはジャコモ・アゴスチーニ以降初めて、シーズン開幕からの9戦連続勝利を記録した。アゴスチーニは1970年に開幕からの10連勝を記録している。ミック・ドゥーハンも1997年に10連勝を達成しているが、これはシーズン開幕からのものではなかった。

 「完璧な前半戦でした。毎レースで優勝し、予選に関しては全てのレースでフロント・ロウに並びましたから。」マルケスはこのように振り返った。「チームの働きにも大変満足しています。彼らは大いにわたしを助けてくれました。とりわけ最初のレースにおいて。プレシーズン・テスティングなしで臨みましたから(冬季の骨折のため)。

 「彼らの素晴らしい働きにより、あらゆることが順調に進みました。これからはサマータイムですから、一息つきます。」

 しかしその前に、マルケスとペドロサはブルノでのテスト・セッションに臨む予定である。

 「休暇は少しだけ短くなります。ブルノ・テストが予定されていますから。しかし、レースに向けた重要な機会です。ベース・セットアップを見出し、何かしらのものを試すための。このサーキットでは常にいい情報が得られます。完全な休暇はその後の一週間のみで、それが終わればインディアナポリスの準備に入ります。

 

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