アッセン:レイン・マスター、アンソニー・ウェスト再び


 アッセンで劇的勝利を挙げたアンソニー・ウェストのインタビューです。



 レイン・マスターのアンソニー・ウェストが劇的勝利を挙げた。この32歳のオーストラリア人は、ウェット・コンディションにおける類まれな適性で知られてきたが、この評価は彼のキャリアにおいて一貫していた。彼はダッチTT23番グリッドからスタートし、信じがたいことに優勝した。この勝利は彼の所属チームであるQMMFレーシングにとっては初めての出来事であった。

今回のレースはスタート直前に通り雨に見舞われた。ウェストは躊躇することなく果敢なスタートを決め、一周目を終えた時点で7位までポジションを上げた。5周を消化した時点で彼は3位にまで順位を上げたが、リスクを冒すことなく平静を保ち、自身のペースで走行を続けた。彼の前を走行していた2名のライダーが相次いで転倒したことから、ウェストは12周目にリードを奪った。そしてその順位をチェッカード・フラッグが振られるまで守り抜いた。

ウェストはグランプリにおいて通算2勝目を記録した。彼の初優勝は2003年のダッチTT250 ccクラスにおけるもので、今回のような状況下において記録された。

Anthony West – 1st place

 嬉しいです!難しいレースでした。トラックがすぐに乾くことを予想していましたが、その後通り雨に見舞われて、全ライダーがややこしい状況に遭遇しました。その後の天気は、明らかに回復傾向にありましたから。実際、スターティング・グリッドにおいてスリック・タイヤに交換することも検討しました。そうしなくて正解でした。トラック上の水はスリックでは対応できない量でしたし、またレース中にも小ぬか雨に見舞われました。

 いいスタートを決めました。わたしの前方にはスリック・タイヤを選択したライダーが2名いましたから、彼らをすぐにパスできました。クリーンな状況で最初のターンに進入し、ファースト・ラップを上手く切り抜けて大幅に順位を上げました。その後、トラックの一部は一貫して乾いてゆきました。コンディションが刻々と変化していたため、本当に厄介でした。既に限界状態にあると感じていましたから、これ以上攻めようとは思いませんでした。わたしの前を走行していた2名がクラッシュしたのが判りましたから、自分のペースとクリーンなラインを維持するのが最善策であると判断しました。後方のライダーたちがわたしを抜く場合には、大きなリスクを伴うことは解かっていました。細いドライ・ライン上にいるわたしに、ターマックの濡れた場所を通って挑まなければならないわけですから。

上手くやってのけましたし、自分自身とQMMFレーシング・チームに対し大変満足しています。彼らはひたむきにレースに取り組んできましたから、この結果はそれに報いるものです。また、チームにお礼を述べたいです。彼らの元で、最高レベルの競争に参加する機会を与えてくれたことに対して。ここ最近のレースでは苦戦していましたが、苦境を脱しましたし、このような力強い結果を得たことで士気が上がりました。また、次のレースに向けての自信が湧いてきました。

 わたしが初めてグランプリで勝利したのはここアッセンで、11年前のことでした。その時は滅多に来ない父がその場にいました。初優勝以来、二度目の優勝をずっと目指してきたのですが、それが訪れたのはあの時と似たような状況下で、しかも再び父がその場に居合せました。本当に不思議な話です。今はザクセンリンクでの次のレースを楽しみにしています。昨年は好調でしたから、予選をもっと改善できればと思っていますし、再びいいレースができればと思っています!


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