依田一郎(カワサキ・レーシング・チーム):サイクスが最有力


 SOLOMOTOより。KRTの依田さんがWSBKのことと、ちょこっとだけMotoGPについても語っています。




 ニューバージョンのZX-10 Rはいつお目見えしますか?

 2016年です。新しいバイクは、シャシーもエレクトロニクスもわたしたちのスーパーバイク・マシンに準じたものです。現在はオートポリス・サーキットにてテスターによる開発を進めているところです。

 カワサキ・レーシングとプロダクション・バイクスとの関係とはどういったものなのでしょう?

 わたしたちはこの業界のチャンピオンですから、わたしたちのエンジニアも市販車の開発に対し、相談や指導という形で関与しています

 昨年は世界選手権での優勝を果たしましたが、今シーズンのZX-10 Rのレベルはいかがでしょう?

 ほとんど全てのサーキットで競争力を発揮していますが、二名のライダーがそれぞれのライディング・スタイルを駆使しています。たとえば、トム・サイクスはstop & go タイプのトラックを得意としています。

 サイクスは契約を更新するでしょうね・・・

 その場合には2016年の新型ZX-10 Rに乗ってもらうことを希望します。

 マレーシアではバズがサイクスを撃墜してしまいましたが、その後のチームの雰囲気はどうでしたか?

 ロリスと話をしました。彼は選手権に関わるミスを犯しましたから。この件についてはチーム内でも話し合いました。Guim Rodaも交えて。ライダーたちは事態を受け止め、ミザノでのレースの後には状況は落ち着きました。

 サイクスは今年のタイトル候補ですか?

 トム・サイクスはタイトル候補ですし、有能なライダーです。国を超えていいイメージを伝播してくれています。あまり共通点のないマレーシアとイタリアの両国においても、彼はよく知られています。

 最も手ごわいライバルは?

 メランドリでしょう。非常に強力なライダーですが、プレッシャーに晒されるとミスを犯すこともあります。その点、トムは流されにくく、より安定しています。

 MotoGPの状況をどう思いますか?

 2016年にタイヤが変わり、レギュレーションはより厳格化されます。個人的には、予算は制限されるべきだと思います。ホンダは投資のしすぎです。恐らくは200ミリオン・ユーロくらいではないでしょうか。ヤマハは7080ミリオン程度、カワサキはそこまで出せません。

 ライダーのレベルはいかがでしょう?

 MotoGPでは強力なライダーが限られています。マルケス、ペドロサ、ロレンソ、ロッシ、彼らのいずれかを獲らない限り上位進出は難しいでしょう。ポル・エスパルガロもこれからそのレベルに達する可能性はありますが・・・。

 新たなスーパーバイク・レギュレーションについてどうお考えですか?

 悪くはありませんが、クランク・シャフトは自由にすべきでしょう。極めて重要なコンポーネンツの一つですから。わたしたちはスーパーバイクに留まるつもりです。わたしたちの投資がマーケットでの成果につながっていますから。しかし、来年のスーパーバイクのレギュレーションによれば、新しいエレクトロニクスの開発を要求されますから、状況は変わるかもしれません。とはいえ、ライド・バイ・ワイヤを導入しているバイクとそうでないバイクとの間で、上手く折り合いをつけたと思います。

 カワサキとTeam Provecとの関係はいかがでしょう?

 良好です。満足していますし、今後の計画もあります。

 



 

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